「クアトロン」
この「クアトロン 3D」テレビがシャープから発売されました。
クアトロンとは・・・?
イタリア語で数字の“4”を表す“クアトロ”と、“電子(エレクトロン)”を組み合せた造語。
専門的な用語を見ても少し分かりにくいので、分かりやすくご説明します。
そもそも、美術の授業で「赤・青・緑」で色んな色ができると習いますよね。
ルーツを探ると・・・ヒトやサルは果物の食べごろを見分ける必要があったので、色を感じる3種類のセンサーをもつようになったそうです。
他の多くの哺乳類はセンサーが二つしかないので、「赤と緑の区別がつきにくい」そうですよ。
色のセンサーになるのは、目の網膜の細胞です。
それぞれ3色をそれぞれの細胞が感じる割合が脳に伝わり、虹にあるような、赤から紫までの間の波長を持つ多彩な色を区別できるそうです。
その「光の3原色」に黄色の発色を加えれば・・・・
色の再現範囲を広げ、人間の目は明るさが増したと捉えます。
3Dテレビは専用のメガネをかけて視聴するので、見える映像が暗くなりがちなのが難点だったのですが、この明るさで3D映像がより鮮明になり、それと同時に消費電力も削減されるので、省エネにもつながります。
左が3原色、右が4原色、画像が明るく、鮮明です。
黄色を加えたことで、金色など従来表現しにくかった特殊な色が本来の色により近く再現できるようになり、4色を使った色の再現で、エメラルドグリーンなどが鮮やかになったほか、海や空の深い色なども鮮明になったそうです。
自然のものを自然に見えるように、より綺麗に見えるように、人間工学にも沿って、研究開発は絶え間なく続き、商品化するには、量産化技術や価格などの問題もクリアしなくてはならないし、新製品開発はとても奥深いものだと思います。
今年は「3D元年」ですが、買い替えで少しでもいいものをと考える方はこのクアトロンおすすめです。
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